坂本窯業では調査の段階で写真を撮影して施主様に現状と対策を説明させて頂き、施工段階でも順を追って現状と施工の写真つきレポートを作成しています。
雨漏り調査は雨漏りがしているときにご依頼いただくと水滴や材木のシミがよく見えますのでお客様に修理個所を把握して頂く事が出来ます。
早速、屋根全体と天井裏から雨漏り調査をした結果、隅棟下から雨漏りしていましたので、修理に取りかかります。
隅棟とは都合上赤丸でマークした部分です。
多分、以前リフォームした業者の方は雨水の流れをよく把握されていなかったのか隅棟の下だけ
防水シートが張られていない危険な施工でした。
屋根の上や瓦の隙間に木の枝や落ち葉が入り込み散乱していましたので、これらが雨水を引き入れたのも原因の1つだと思われますが防水シートは屋根全体に敷き詰めないと雨漏りの原因になります。
今回のリフォームは既存瓦を再利用する方向で修理して行きます。
雨漏り修理には防水性の高いゴムアスファルトルーフィング「防水下地材モラサン」を差し込みながら敷き詰めて行きます。
瓦を固定する木材も(正式名 水抜き桟木)雨水が瓦の下に入り込んだ場合でもスムーズに吐き出すように溝のついた特別な物を使用しました。
瓦は全て緊結していきますので頑丈です。
作業内容について
1・既存瓦撤去、清掃
2・棟下瓦撤去約15㎡
3・改質ゴムアスルーフィング張り(防水シート)
4・桟木打ち(瓦固定用水抜き桟木)
5・棟下瓦葺き
6・隅棟復旧
7・補足瓦 のし30枚 丸瓦 5本
8・瓦荷揚げ荷降ろし